ニューヨークのマンション事情

東京のマンションからニューヨークのマンションに引っ越して、まずおどろいたのは天井の高さです。

アメリカとはいえニューヨークの中心地にあるアパート・マンションは、その狭さや収納の少なさが有名で都内のそれに近いものがありますが、それにしても天井は高いので広く感じます。

おそらくこちらに住む人々の体格の違いによるところがあるのだと思いますが、日本の標準体型の私にとっては室内でものびのびできて快適です。日本に帰ると天井の低さによる圧迫感すら感じてしまうぐらいです。

又こちらならではのインテリアとして、輸入住宅のモデルルームにしかないような背の高い家具が置けること、物を高く積み上げてもわりと安心なことがあります。

日本では地震が心配でなかなか物を積み重ねたりできないし、割れ物をまとめてガラスの棚に入れるのも不安ですが、地震の心配がないためできることの幅が広がり、収納スペースが少なくても空間を有効利用できるのは地震のない国に住む利点だと思います。

ただ一つよくもあり不便でもある点としては、大体のマンションではビル全体で温度管理をしていることです。

冬でもビルの方で暖めすぎて室内では半袖でないと汗をかいてしまう程になることもあり、逆に不快になることもあります。古いビルも多いので、暖めているときに音がうるさくなる場合もあるので音楽のボリュームを相当大きくしなければ聞こえなかったりして、そこは気になる点です。